「こういう逸材はなかなかいない」ソフトバンクに高校生遊撃手の連続指名をさせた5位石見颯真の魅力
ソフトバンクにドラフト5位で指名された愛知・愛工大名電高の石見颯真内野手(18)が28日、名古屋市内の同校で指名あいさつを受けた。 ■西武、巨人のドラ1投手…大量15人が戦力外に【ソフトバンク戦力外通告一覧】 4位の東京・早実高の宇野真仁朗内野手(18)との高校生遊撃手の連続指名について、福山龍太郎アマスカウトチーフは「こういう逸材はなかなかいない。(遊撃手を)連続の指名になったが、(5位指名だった石見にも)十分活路はある」と説明した。 走攻守の三拍子がそろった石見は、春夏計25度の甲子園出場を誇る伝統校で1年生から試合に出場。福山アマスカウトチーフが「一番の評価はバットコントロール、コンタクト能力」と話すように、高校通算64本塁打の長打力を誇る宇野に対し、石見は広角に打球を運べる巧打が魅力だ。 球団による計測で、石見はヘッドスピードで高い数値をたたき出した。「広角に打ち分けたり、ヒットゾーンに落としたりするのもヘッドスピードがないとできない。彼のヘッドスピードは同タイプの選手でもランクが高い」。福山アマスカウトチーフは近藤や柳町のようなシュアな打撃スタイルを期待している。 タイプの異なる2人の育成法にも「それぞれ特徴がある。われわれとしては特長の最大化、長所を伸ばすこと」と言及した。どちらも他のポジションをこなせるだけに、将来的にともにグラウンドに立つ可能性もある。ソフトバンクの遊撃手連続指名は高いポテンシャルを見込んでの判断だった。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社