能登半島地震の石川県珠洲市での揺れを再現 周期が1秒~2秒ぐらいの揺れが木造建築に大きなダメージ 名古屋大学減災館
(飛田センター長) ここの特徴は、震源に近いということもありますが、この後ご覧いただけるように、大きくグッグッと揺れる、周期が1秒から2秒ぐらいの成分がかなりあるんですね。こういう揺れですと、木造の家屋にとても大きな影響があります。 (永岡アナウンサー) 前後もそうですけれども、左右と、かなり動きが激しいです。 (飛田センンター長) そうですね。大きく動くところがあることがおわかりいただけると思います。 ■「耐震」の重要性を再認識した能登半島地震 (永岡歩アナウンサー) こういったデータを得ることで、どういった研究に生かされるんでしょうか? (飛田センター長) 研究ではまずは対策として、現地でまだ大変な思いをされてる方々に「こういう揺れがまだありうる」ということをわかっていただくのが一つ。それからもう一つやっぱり、実際の建物が、こういう揺れを受けてどんなふうに壊れるかということが、将来の防災に、特に「耐震」ということがとても大切だということが、今回改めてわかったということが重要だと思います。 (永岡アナウンサー) 飛田センター長は、今回の能登半島地震をどのように見ましたか。 (飛田センター長) やはりまずは建物が安全であるということが、非常に影響が大きい。阪神淡路大震災から建物の耐震化ということを、日本は一生懸命やっていますけれども、まだ、こういった被害が起こるということで、さらに耐震化を進めることがとても大切だということが、まずは一つ大事なポイントだと思います。 (永岡アナウンサー) これだけ耐震化叫ばれておりますけれども、やはりまだまだ皆さんが、しっかり対策をとっていくことが大事。そして東海地方の皆さんも、いつ来るかわからないその巨大地震に備えて、しっかり対策をとっていただきたいということですね。 ■津波は“波が長く”防波堤を越えてしまう (永岡アナウンサー) そしてこの地方で言いますと津波、やはり大きな影響があると思いますが、こちらは津波の仕組みがよくわかる装置になっているということですが。 (飛田センター長) はい。簡単な形で津波の様子をご覧いただきますが、まずは普段の波、皆さん、海に行くとご覧になると思いますが、まず風などによってこんなふうに波が起こるんです。
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