「ジャンプ」創刊号に興奮 「マンガミュージアム」は元小学校 手すりを滑べり台にして怒られた思い出の校舎【兵動大樹の今昔さんぽ】
1枚の写真から街を再発見 兵動大樹の今昔さんぽ。 1933年(昭和8年)に京都市で撮影された写真を手がかりに、兵動さんが京都の街を歩きます。写真を見た感じでは「小学校」の運動場のようです。 ■【動画で見る】「ジャンプ」創刊号に興奮 「マンガミュージアム」は元小学校 子どもは階段の手すりを滑って遊んでいた
■京都は「小学校発祥の地」
京都市内には現在158校の小学校があります。実は、京都は小学校発祥の地としても知られており、明治2年に町の人々の寄付によって、番号がふられた64の「番組小学校」が創設されました。 写真の手がかりを求めて、古くから営業しているという料亭「堺萬(さかいまん)」でお話を聞きます。 【堺萬 5代目 澤野輝彦さん(87)】「(創業何年?)200年近いんちゃう。京都で200年いうたら『へえ(屁)』みたいなもんや」 写真を見せると、澤野さんも通った「龍池(たついけ)小学校」だとのこと。龍池小学校は1991年に近隣の5校と統合され、その後、校舎は「京都国際マンガミュージアム」として再利用されています。
■約30万点を所蔵「京都国際マンガミュージアム」
「京都国際マンガミュージアム」は、京都市と京都精華大学が共同で設立したマンガの博物館で、江戸時代の浮世絵から海外の作品まで約30万点を所蔵している文化施設です。 学芸室員の鷹矢泰紀さんが案内してくれました。メインギャラリーには時系列でマンガが保管されています。堺萬で話を聞いた「のらくろ」や「スポーツマン金太郎」もありました。 それから貴重な「ジャンプ」の第1号を見せてもらうと、巻頭を飾っていたのは「くじら大吾」というマンガ。兵動さん大興奮です。
そしていよいよ、写真がどこから撮影されたものなのか。ミュージアムスタッフで龍池小学校を卒業した田中克彦さんに教えてもらい、今ではなくなった高い建物から撮影されたものであることが判明しました。 【兵動大樹さん】「龍池小学校が京都国際マンガミュージアムになっています。昔の学校の空気も味わいながら、あの頃に戻ってマンガを読んでもらいたいと思います」 (関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」 2024年9月20日 金曜日放送)