小林製薬株を買い増し 香港系ファンド、10%超に
香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが小林製薬の株式を買い増したことが25日、明らかになった。 オアシスは同日、関東財務局に変更報告書を提出。保有比率は従来の7.5%から10.1%に上昇し、小林製薬の筆頭株主に迫る大株主となった。 「物言う株主」として知られるオアシスは、小林製薬の株式を段階的に取得。紅麹(べにこうじ)配合サプリメントによる健康被害問題に関し、同社の経営体制などを問題視し、新たな社外取締役の選任を伴う臨時株主総会の開催や、会社による小林一雅前会長らの提訴を求めている。