『全領域異常解決室』の全貌が明らかに 脚本・黒岩勉「この物語は7話から始まります」石田ひかりが後半の重要人物として登場
藤原竜也が主演を務める『全領域異常解決室』(フジテレビ系 毎週水曜 午後10時~10時54分)の第6話が11月13日に放送され、本作が日本神話をモチーフにした異色のミステリードラマであることが判明。また、第7話(11月20日(水)放送)以降の重要人物として、石田ひかりが出演することが分かった。 【写真】興玉神(おきたまのかみ)/興玉雅(藤原竜也) 本作は、主演・藤原竜也、脚本・黒岩勉、演出・石川淳一で送る完全オリジナルの本格ミステリードラマ。身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」(通称「全決(ゼンケツ)」)という捜査機関が解決していく1話完結型ドラマとなる。 第1~5話まで、超常現象のスペシャリスト・興玉雅(藤原竜也)と、「全決」に出向してきた警視庁音楽隊カラーガード、通称「MEC(メック)」出身の警察官・雨野小夢(広瀬アリス)がさまざまな“異常事件”に挑んでいく姿が描かれてきた。 11月13日に放送された第6話では、本作の核となる「神様」についての情報が明らかに。この世界には、太古の昔から現代まで人の姿をして生きる八百万(やおよろず)の神がごくごく当たり前に存在していたが、新たな神を名乗る「ヒルコ」が出現してから、「神隠し事件」など人間界を守ってきた重要な神々が消される異常事態が発生。世の中を守る神と革命を企てる神による、緊迫の戦争状態にあることが明かされ、本作は日本神話をモチーフにした異色のミステリードラマであることが判明した。 そして、石田ひかりが11月20日(水)放送の第7話以降、物語後半の重要人物としてゲスト出演。物語はいよいよクライマックスに向けて、一気に加速。現代を生きる八百万の神VS謎の神・ヒルコの全面戦争が展開される。 「全決」は、世界最古の捜査機関として、「神隠し」「シャドーマン」「キツネツキ」など、世の中を騒がせる超常現象やオカルトの類を究明し、不可解な異常事件を“解決”してきたかのように見えた。しかし、本当は、この世界には今も八百万の神々が人間の姿のまま存在し、神々が人智を超えた能力を使って起こした不可思議な事件を人間たちに気付かれないように“丸く収める”のが「全決」の本来の仕事だった。 興玉(藤原)は、人から漏れ出す“悪意”と“善意”を見定めることができる「興玉神(おきたまのかみ)」という神様。小夢(広瀬)は、日本神話に登場する有名な女神「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」。芸能の神であり、日本最古の踊り子とも言われている。 「全決」の局長・宇喜之民生(小日向文世)は、「宇迦之卸魂神(うかのみたまのかみ)」という農耕や食物の神として知られ、人間たちの間でも人気が高い稲荷神(いなりのかみ)で、商売繁盛の神様。デリバリースタッフの芹田正彦(迫田孝也)は、「猿田毘古神(さるたびこのかみ)」という交通安全の神様で、町の安全を守っていた。 そして、謎の神・ヒルコとして疑われていた豊玉妃花(福本莉子)は、「豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)」という水を自在に操る能力を持つ神様で、実は「全決」の仲間であり、ヒルコをおびき出すために別で調査していたのだ。 そんな八百万の神々が今もこの世界で暮らしていて、神たちは魂だけが移り変わり、何度も人間として新たな人生を繰り返し、世界の秩序を保っていた。だが、謎の神・ヒルコの登場で事態は一変。第1話から描かれている「神隠し事件」は本当に神様を消していた“殺神”事件であり、いわば、「全決」とヒルコは戦争状態。ヒルコの正体を暴き、反乱を止めるために「全決」をはじめとした神々が戦闘態勢でついに立ち上がる。 第7話以降にゲスト出演する石田が演じるのは、スナックの経営者・佃未世。その正体は、「月読命(つくよみのみこと)」という夜を治める神様で、月明かりの下であれば、時間を操ることができる。佃は宇喜之に頼まれ、「全決」のピンチに力を貸すことになるが…。そして、この佃の登場を機に物語は大きく動き出す。 なお、ドラマ公式HPでは相関図も新たに公開。さらに神々の紹介動画もフジテレビ公式YouTubeで公開された。 <石田ひかり コメント> ◆本作のオファーを受けて 私が出演するのは7話と8話ですが、1話から台本を頂き、大変面白く読ませていただきました。5話以降、私たちの事情(神様)が分かってから、またドラマを見直して確認しました。この芝居はこういうことだったのか!なるほど!とゾクゾク、ワクワクしながら視聴者の一人として楽しんでおります。 ◆佃未世という役について 今回の人生では大きな悲しみを経験し、彼女の無念が現れているセリフがありました。神様だけど、人間でもある。そこが今回の演じがいのあるところだと思います。 ◆撮影に入ってみて (藤原)竜也くんとは、プライベートで2回バッタリ会っているのですが、23年ぶりに現場で再会できたことは何よりうれしかったです。皆さんご承知の通り素晴らしい俳優さんになられて、本当に頼もしく感じました。人柄の良さは変わらずで、その事もまたうれしく思いました。(広瀬)アリスちゃんとも10年ぶり、(福本)莉子ちゃんとも5年ぶりで、お二人とも良いお仕事をたくさんされていて、素晴らしいと思います。(小日向)こひさんとも『ラストホープ』以来ですが、変わらず現場を和ませてくださっていました。 ◆視聴者へのメッセージ 私たち“神”と、謎の存在ヒルコとの闘い。もう誰も信じられない展開になっていますが、裏切り者は誰なのか、ヒルコの目的は何なのか、そして“神”たちはどうなるのか。みなさん考察に忙しいですね!どうぞお楽しみください! <脚本・黒岩勉 コメント> ◆どのような思いで物語を描かれているのでしょうか? 伊勢参りをした際、日本の神々をモチーフにした物語を作ったら楽しそうだな、と思ったのがこのドラマのきっかけです。7話以降も石田ひかりさんの月読命のほか、さまざまな神様たちが登場します。もしも八百万(やおよろず)の神々がずっと生き続けていたら、今の人間たちをどう捉えているのか?また逆に、もしも今の人間が神の存在に気付いたら、何をするのか?神様と人間、それぞれの目線で現代の社会を描いていければよいなと考えています。 ◆今後注目してほしいポイントは? なにより藤原竜也さんを筆頭とした神々の活躍を楽しんでいただきたいです。浮世離れしているようでどこか人間くささもある、そんな神様たちが葛藤しながら、世のため、人間のため、仲間のため、必死に戦う姿をぜひ一緒に見守ってください。そしてヒルコ事件の真相も明らかになっていきます。警察や内閣官房も動き出します。ヒルコとは一体何なのか?その目的は?最後の真実にたどり着いたとき、興玉と小夢、全決はどんな決断を下すのか、見届けていただければ幸いです。 ◆視聴者へのメッセージ 6話までご覧いただいた皆様。本当にありがとうございます。この物語は7話から始まります。もし可能でしたら7話のあとに1話をご覧ください。最初に見た時は何も感じなかったシーンに妙にグッときたりするかもしれません。“自分が見て想像しているものが全てではない”そんなこのドラマのテーマの一端を感じていただけるととてもうれしいです。そして、まだ『全領域異常解決室』を見たことがないという皆様。次の7話から見ても全く問題ありません。むしろとても見やすいと思いますので、今からでもご参加お待ちしております。とにかく残り4話。ハラハラドキドキワクワクしながらみんなでワイワイ楽しんでいただければと思います。 <第7話(11月20日(水)放送)あらすじ> 雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」という神だと気づく。それを聞いて黙り込む興玉雅(藤原竜也)ら「全決」のメンバーたち。そして、話は4か月前にヒルコによって消された料理研究家の大月比呂佳(田山由紀)の「神隠し事件」にさかのぼる。彼女は糧食をつかさどる「大宜津比売神(おおげつひめのかみ)」で、全決で頻繁に食事をふるまっていた。謎の神・ヒルコに仲間を消された全決メンバーは、必ずヒルコの正体を暴くと決意を新たにする。また、ヒルコの正体は神ではなく、人間ではないかという推測もする。飛鳥時代、厳しい修行の果てに、神としての記憶を消す「事戸渡(ことどわた)し」を習得した人間がいたという。それは日本最古の呪術者とも、山岳信仰である修験道の開祖ともいわれる「役小角(えんのおづぬ)」だ。役小角が今の時代にも生きていて、ヒルコとして名乗っているのではないかと考えるが…。そんな時、ヒルコから「芹田正彦(迫田孝也)に天罰を下した」という犯行声明が届いていた。
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