ライトアップされた平戸オランダ商館と参加者＝平戸市

　乳がんの早期発見・治療を呼びかける今月の「ピンクリボン月間」に合わせ、長崎県平戸市と市民団体「ピンクリボンひらど・ＡＩ・ＡＩＡＩ」（山口幸代会長）は１日、大久保町の平戸オランダ商館など市内北部の観光スポット３カ所でピンク色のライトアップを始めた。１４日まで。 　市民に乳がんに対する関心を高めてもらい、正しい知識の普及につなげようと、市と同団体が２０１６年から毎年実施している。 　１日夕、同商館前で開いたライトアップ観賞会には、同団体会員や市職員ら計約５０人が参加。山口会長はあいさつで「会の活動は１８年目を迎え、啓発リーフレットをリニューアルできた」と述べ、掲載されている乳がん患者の体験記を紹介した。日没後、カウントダウンとともに照明が点灯され同商館が鮮やかなピンク色に染まると、参加者から大きな拍手が上がった。 　ライトアップは午後６時半～同８時。同商館のほか平戸城（岩の上町）、市役所そばにある国指定重要文化財「幸橋」（同）の３カ所で実施する。