伊勢神宮で15日から始まる神嘗祭（かんなめさい）に合わせ、今年収穫された新米を神宮に奉納する初穂曳（はつほびき）が伊勢市で行われました。 　神嘗祭は神さまに新米を奉納し五穀豊穣を感謝する神事で、神宮で営まれる1500ほどあるお祭りの中でも最も重要とされています。 　初穂曳はこの神嘗祭を祝うもので、15日は今年収穫された初穂を外宮に奉納する陸曳（おかびき）が行われ、伊勢神宮奉仕会や市民ら約1600人が参加しました。 　朝から雨が降ったり止んだりあいにくの空模様でしたが、参加した人たちは勇ましい掛け声や木やり歌を響かせながら、初穂の束を乗せた奉曳車（ほうえいしゃ）を曳いて外宮に向かいました。 　約1キロの道のりを1時間あまりかけて練り歩き、外宮に到着すると初穂の束が参加者に配られ外宮に奉納されました。 　16日は、五十鈴川を進んで内宮に初穂を奉納する川曳が行われます。