融資金詐取疑い3人逮捕、警視庁 街頭アンケートの個人情報悪用か
虚偽の内容で住宅ローンを申請させ、金融機関から融資金をだまし取ったとして、警視庁暴力団対策課は21日までに、詐欺容疑で東京都杉並区の自営業高根沢直人容疑者(42)ら3人を逮捕した。暴対課によると、街頭アンケートで集めた個人情報を悪用し、若者らにローンを申し込ませたとみられる。約6600人の情報が記載された名簿を押収した。 高根沢容疑者らは都内の路上で、資産形成などに関するアンケートを実施し、氏名や勤務先のほか、年収の記入も求めていた。謝礼のギフト券を渡すなどと説明して後日に会い、不動産投資を勧誘した。 19年から約5年間で、12金融機関から計約33億8千万円を詐取したとみられる。