被災地の朝、雲間から光 発生から1カ月 県内、冷え込み厳しく
能登半島地震の被災地は1日、発生から1カ月の朝を迎えた。珠洲市宝立町(ほうりゅうまち)鵜飼(うかい)の石川県天然記念物・名勝「見附島(みつけじま)」は地震や津波で痩せ細り、津波で打ち上げられたとみられる漁船は傾いたまま。一変したふるさとの再生を祈る人々を照らすように、雲間からうっすらと朝日が差し込んだ。 1日の県内は曇りで雨や雪の降る所もあった。日中にかけて気温が下がり、正午現在では珠洲1・7度、輪島2・5度、志賀2・7度などと冷え込んだ。 地震での災害関連死を含む死者は238人に上り、2016年の熊本地震に迫る規模となった。