支持率ついに10%台の岸田政権。解散総選挙のタイミングはいつか…野党が狙う政権交代の秘策として切りたいジョーカーとは
政権交代のためのウルトラCの存在
政権交代という言葉が出たが、ちだい氏は立憲民主党が政権交代をするための“ウルトラC”があると口にする。 「もし立憲民主党から前・明石市長の泉房穂さんが立候補すれば、一気に政権交代に近い状態まで行く可能性はあります。泉房穂さんはメディアやSNSの使い方が非常に上手く、世間的なイメージは現在最強です。 また、泉さんが出馬するとすれば明石市がある兵庫9区、この選挙区には西村康稔元経済産業大臣がいます。現在架空パーティー報道の影響で西村さんの支持は揺らいでおり、泉さんが出馬すればほぼ確実に当選できます。立憲民主党としても絶対に取りたい選挙区であり、泉さんが立候補してくれるかどうかは選挙戦を大きく左右します」 とはいえ、出馬したとしても立憲民主党から出ない可能性は低くなく、「泉さんは、自身で政党を立ち上げて出馬したいのでは、と感じています」と予想した。泉房穂氏の動向次第では選挙結果は大きく左右されるかもしれない。 解散総選挙が実施されるタイミングはもちろん、解散総選挙が実施されたとき、立憲民主党をはじめとした野党が岸田政権、ひいては自民党の低迷が続いているこのチャンスをものにできるのか見ものである。 取材・文/望月悠木