チョコボールやミルキー…4月から食品2800品目超が値上げ 普通預金の金利は20倍に引き上げ 静岡
テレビ静岡
4月に値上げされる食品は計2800品目を超え、半年ぶりの規模となる値上げラッシュを迎えています。 止まらない値上げラッシュ 品目数はバブル崩壊以降で最大級に 財布の紐は堅くなる一方に 森永製菓は「チョコボール」や「ハイチュウ」などの価格を引き上げたほか、不二家は「ミルキー」や「カントリーマアム」などで、内容量を減らす実質値上げを行います。 日本ハムや伊藤ハムはハムやベーコンなどを値上げし、キッコーマンもトマトケチャップやソースなどの価格を引き上げています。 帝国データバンクによりますと4月から値上げされる食品は2806品目で、円安が進む中半年ぶりの値上げラッシュとなりました。 一方、紙製品も値上げが相次いでいます。 大王製紙や王子ネピア、日本製紙クレシアは、ティッシュやトイレットペーパーなどの価格を引き上げます。 背景には、原材料費の高止まりやドライバーの残業時間が規制される「物流2024年問題」にともなうコストの上昇などがあげられています。
新型コロナのワクチン接種が有料に
4月から変わることをこちらにまとめました。 食品やティッシュなどの値上げがあります。 また新型コロナウイルスのワクチン接種が有料となります。 65歳未満は原則全額負担、65歳以上など重症化リスクが高い人への年1回の「定期接種」も最大7000円の自己負担が必要となります。 そして、75歳以上の人が支払う公的医療保険料も上がります。例えば年金や給与で400万円の年収がある人は保険料が年間1万4000円高くなります。 そして、トラックやタクシーバスなどのドライバー残業時間の上限が960時間となります。 これにより、人手不足から物流が滞る「2024年問題」が心配されています。 こうした背景もあってヤマト運輸は平均2%、佐川急便は平均7%宅配便の料金を値上げします。 また、一般のドライバーが自家用車と使ってお客さんを乗せる日本版ライドシェアも始まります。 そして日銀のマイナス金利解除を受けて、静岡銀行や清水銀行は大手銀行と普通預金の金利を現在の0.001%から20倍の0.02%に引き上げました。 値上げとともに賃金が上昇するような形で景気の良い循環が生まれてくることが期待されます。
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