アメックス、1-3月は収入が大幅増-プレミアムカードの需要衰えず
(ブルームバーグ): 米クレジットカード会社アメリカン・エキスプレス(アメックス)の1-3月(第1四半期)決算は、総収入が市場予想を上回った。プレミアムカードが引き続き好調だった。
同社の19日発表によると、総収入は11%増の158億ドル(約2兆4400億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均(157億7000万ドル)を上回った。
通期の収入については、前年比で最大11%増との予想を据え置いた。1株利益については12.65-13.15ドルのレンジとしている。
同社カードでの支出額は6%増の3670億ドルと、アナリスト予想(3660億ドル)をやや上回った。利益は24億4000万ドルで、こちらも市場予想を超えた。
アメックスは1-3月、パートナーのデルタ航空との提携カードを刷新。特典を増やし、年会費を引き上げた。
そうしたカードは引き続き消費者の間で人気を得ており、1-3月における新規獲得口座の70%を年会費のあるカードが占めている。プラチナカードの年会費は695ドルだ。
クリストフ・ルケイレク最高財務責任者(CFO)はインタビューで、航空旅行への支出は9%増えたとし、ファーストクラスやビジネスクラスの予約が押し上げたと述べた。
同CFOは「プレミアム商品への需要は衰えていない」と語った。
貸倒引当金は13億ドル。前年同期(11億ドル)からは増えたが、アナリスト予想に一致した。
原題:Amex Revenue Jumps as Users Flock to Pricey Premium Cards (1)(抜粋)
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Paige Smith, Jennifer Surane