【山形】お茶の老舗を継承・長谷堂に新カフェがオープン
さくらんぼテレビ
後継者不足で閉店したお茶の老舗を上山市の菓子店が事業を引継いだ。山形市長谷堂に17日、新しいカフェがオープンした。 山形市長谷堂に17日オープンしたカフェ「お茶と菓で岩淵」。お茶や茶道具の販売ブースにカフェが併設されていて、伝統と素材にこだわった抹茶スイーツが楽しめる。店舗は築100年を超える古民家をリノベーションし、木のぬくもりと落ち着きのある店内となっている。実はこのお店は2つの店がタッグを組んでオープンした。 1880年から七日町で営業していたお茶の老舗・岩淵茶舗が、後継者不足などが理由で今年8月末に閉店。それをきっかけに上山市の菓子店・山からが事業の受け継ぎを申し出て、岩淵の伝統あるお茶と山からの菓子を融合させた。 (株式会社SHUKAN・高橋寛光さん) 「はじめて岩淵のお店に行ったとき飲んだ玉露の水出しがすごくおいしく、一緒に仕事ができたらと思ったのがきっかけ」 (株式会社SHUKAN・岩淵正太郎さん) 「七日町の常連さんもかなり来てくれている.。遠いところありがとうございますという気持ち。僕らも後継者がいないので、新しい感覚で広めていってもらうといい」 カフェでは岩淵茶舗でこれまで提供していたあんみつやソフトクリームなどを引き続き楽しめるほか、新メニューとして抹茶ラテやシュークリームなどが加わった。 その味は…? (リポート) 「クリームのお茶の味が濃くて甘さ控えめでおいしい。シューはクッキー生地でサクッとした食感も楽しめる」 (山形市から) 「何を買ったのか忘れるくらい買った。昔からここのお茶は飲んでいるからやっぱり馴染んでいる。長く付き合えるなら(自分は)もう80歳。来れる限りは来たい」 (ON11秒/寒河江市から) 「ここにオープンすると聞いていた。きょうに合わせて来た。シュークリームと抹茶ラテを買った。楽しみ」 営業時間は10時から16時で、毎週火曜と水曜が定休日。抹茶ラテなどのドリンクはテイクアウトも可能。
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