【高校野球】「7回勝つには、普通のメンタルでは勝てない」センバツ4強の中央学院、悔しさを糧に夏へ
第106回全国高校野球選手権千葉大会(7月6日開幕)の組み合わせ抽選会が13日、千葉市内で行われ、参加148チームの対戦相手が決定した。今春センバツ4強の中央学院は初戦で、秀明八千代と松戸向陽の勝者と対戦することになった。 油断はみじんもない。中央学院・中村研心主将(3年)は「センバツでは4強まで行ったが、春の県大会では専大松戸さんに負けてしまい(決勝、4-8)、春の関東では常総学院さんに負けてしまった(2回戦、3-10・8回コールド)。悔しい気持ちを原動力に、夏に向かってやっている感じです」と現状を語った。 敗戦から得た課題に「守備を意識してやっている。メンタルの部分も課題だと思っている」と自己分析。「夏の大会は7回連続で勝たなきゃ、甲子園に行けない。7回勝つには、普通のメンタルでは勝てない。練習から試合を想定して、試合と同じ気持ちで取り組むことを意識しています」と心身を研ぎ澄まし、勝負の夏へ挑んでいく。 「練習に取り組む姿勢や、1球に対する集中力を常に意識してやっています」とキャプテン。夏空に「中央学院ファイヤー」が鳴り響く瞬間まで、もうすぐだ。(加藤 弘士)
報知新聞社