菅前総理“新リーダー必要” 石破氏に「期待できる」 岸田総理は24日夜も“政権運営に意欲”【news23】
石破氏は総裁選出馬への明言は避けていますが、待望論は岸田派議員の一部からも出ています。 また、総理の座に意欲があるとされる茂木幹事長。菅氏は、「大変な時に党運営をしっかりやっている」と評価します。 自民 茂木敏充 幹事長 「夏の間、よく色々考えたいと思ってます」 ■「ポスト岸田」めぐり 麻生vs菅 総理は“再選”に意欲も… 藤森祥平キャスター: 自民党総裁選に向けて、ポスト岸田をめぐる争いの構図を星さんにまとめていただきました。 総理大臣経験者の麻生副総裁と菅前総理がリーダー候補への影響力を発揮し合う戦いになりそうだということですね。 TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん: 麻生副総裁も菅前総理もキングメーカーを争っているということで、言ってみると、ちょっと古色蒼然というか、旧態依然というところだと思います。 麻生副総裁の方には茂木幹事長がいるんですが、茂木幹事長は人気がイマイチということで伸び悩んでいますし、河野デジタル大臣は麻生副総裁の派閥ですが、政策がぶれて、今ひとつ評判が良くない。 今度の総裁選挙はフルスペックといって、全党員100万人が参加しますので、党員に人気のある石破元幹事長が注目されるんですね。石破元幹事長は菅前総理の支援を期待しているということですし、菅前総理は、菅政権のときの官房長官だった加藤前厚労大臣や人気者の小泉元環境大臣などをカードとして持っていますので、菅前総理が攻勢を強めてきたという構図です。 藤森キャスター: そして、再選を目指している岸田総理からは「今、道半ばだ」という発言もありましたが。 星浩さん: 今回の菅前総理の発言は、明らかに岸田さんに対して「ノー」を突きつけたということだと思います。 ただ、岸田総理は麻生副総裁からの支援を少し期待して、再選に道筋をつけたいということなんですが、最近の支持率も2割程度なので、非常に厳しい状況ですね。 このまま支持率も上がらず、支援も広がらないとなると、岸田総理も再選を目指しているものの、9月の総裁選の前、8月下旬ぐらいにかけて出馬断念、場合によっては退陣という可能性も見えてきますね。