イニエスタとポドルスキの初共演どころか史上初驚愕6人外国人布陣が実現?
ワールドカップを制した経験をもつ2人のビッグネーム、元スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタ(34)、元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキ(33)の初共演が11日にも実現しそうなヴィッセル神戸が、誕生から四半世紀を迎えたJリーグの歴史に新たな1ページを記す可能性が出てきた。 ヴィッセルには、現時点で8日にカタール1部のアル・ドゥハイルSCからの期限付き移籍が発表されたカタール代表DFアフメド・ヤセル(24)を含めて国籍が異なる6人の外国籍選手が在籍している。その6人が11日にホームで行われるジュビロ磐田との明治安田生命J1リーグ第21節でノエビア・スタジアム神戸のピッチに同時に立つ可能性が出てきたのだ。そうなれば、もちろんJリーグ史上で初だ。 このような状況が可能になる理由は、2017シーズンから規約で拡大された外国籍選手の登録枠数にある。 Jリーグの規約・規定集「明治安田生命J1・J2・J3リーグ試合実施要項」は、第14条の「外国籍選手」で登録枠数に関して次のように定めている。 【1】 試合にエントリー(ベンチ入り)することができる外国籍選手は、1チーム3名以内とする。ただし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手については、1名に限り追加でエントリーすることができる。 【2】登録することができる外国籍選手は、1チーム5名以内とする。 【3】 Jリーグが別途「Jリーグ提携国」として定める国の国籍を有する選手は、前2項との関係においては外国籍選手ではないものとみなす。 ヴィッセルの外国籍選手は【1】でイニエスタ、ポドルスキ、ブラジル人のウェリントン(30)が当てはまる。さらにワールドカップ・ロシア大会に出場した韓国代表に招集されたGKキム・スンギュ(27)が、AFC加盟国の国籍を有する選手として追加エントリーが可能になる。 また、Jリーグは外国籍選手としてカウントされない【3】として、現時点でタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの8ヵ国を定めている。ヴィッセルではタイ代表DFティーラトン(28)と新加入のヤセルが【3】に該当し、結果として6人全員のベンチ入り及び同時起用が可能になるわけだ。