「トールねぇさん」「スプリンクラーおばさん」! NEXCO中日本の「作業車キャラ」が大人でもハマる
子どもと一緒に楽しく覚えられる!
次は、1mmのひび割れさえも見逃さない、路面性状測定車のDr.ロードタイガー。多くの車両が通行する道路は、どうしても経年によってひび割れや、わだち掘れが発生してしまい、そのまま放っておくとハンドル制御が効かなくなるなどの原因となり、高速道路では大きな事故につながってしまうかもしれません。 そこでこのDr.ロードタイガーの出番。道路にレーザー照射器で真っ直ぐな光の線を当てることで、わだち掘れによるくぼみを調べ、後ろについているライトで道路に光を当てると、ひび割れが起きている場所が影になり、わずか1mmのひび割れでも検知できるといいます。しかも、100km/hで走行しながらこの点検ができるというから驚き! Dr.ロードタイガーが登場するまでは、点検を人の手でやっていたので、気の遠くなるような時間がかかっていたのですが、いまでは1日に300~400kmの点検ができるようになったというのは素晴らしいですね。 続いて、高速道路の橋の健全性をチェックするのが仕事のミスターブリッジこと、橋梁点検車。いろいろな方向に動かせて、曲げることもできる、長~い腕を持っているのが特徴です。橋も年月が経過するとひび割れなどの劣化が起こってきて、そのまま放っておくと危険ですよね。でも、長い橋は川の上や深い谷などにあることが多く、さすがのトールねぇさんでも歯が立たないところもあるのだとか。そんなときには、ミスターブリッジが橋の上からビョーンと長い腕を橋の側面や橋の裏にまで伸ばし、先端についているカゴに作業員が乗って点検をすることができるのです。 このようにして、私たちが知らないところで活躍して、高速道路の安全を守ってくれている働くクルマたち。ちなみによく見かけるランクルの道路巡回車は「パトさん」、事故などの際に大きな標識を掲げて車両を誘導してくれる標識車は「サインちゃん」というニックネームがついていますよ。 そう呼んでみると、いままでよりグッと身近な存在に感じられますね。
まるも亜希子