日本版バロンドールは誰? 23/24、日本人活躍度ランキング7位。将来のバロンドーラー!? 今や世界的な至宝
2024年のバロンドール受賞者が、28日に発表される。1956年に創設されたこの賞は、サッカー界で最も権威のある個人タイトルとされ、毎年大きな注目を集めている。では、もし日本人選手限定で2023/24シーズンのベストプレーヤーを選ぶとしたら、誰がその栄誉に輝くのか。今回、フットボールチャンネルではクラブとサッカー日本代表での成績をもとに独自のランキングを作成した。トップ10を順位ごとに紹介する。※スタッツは『transfermarkt』を参照。
7位:久保建英 生年月日:2001年6月4日(23歳) 所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン) 23/24リーグ戦成績:30試合7得点4アシスト 久保建英は、2024年のバロンドール候補者に入っていないが、日本人選手の中で最もこの個人タイトルに近い選手と言っても過言ではない。 バルセロナの下部組織で育った久保は、少年時代から日本国内で注目を集めてきた。その彼が世界的な選手に飛躍を遂げたのは、2022/23シーズンの後半戦で、リーグ戦で9得点7アシストを記録した。翌2023/24シーズンも勢いを維持し、リーグ戦第6節までに4得点1アシストのスタートダッシュを見せた。 シーズン後半戦は、AFCアジアカップ2023に出場するサッカー日本代表に招集されて一時的にクラブチームから離脱したことや、対戦相手の対策が進んだことで成績が伸び悩んだが、レアル・ソシエダの攻撃の中心として存在感を発揮し続けた。 バロンドールの歴代受賞者を見れば、得点やアシストで勝利に貢献した選手が多い。華麗なドリブルで相手DFをかわし、自ら得点やアシストを生み出す久保のプレースタイルは、日本代表選手の中でも際立っている。 今年8月には、バロンドールを主催する『フランスフットボール』誌が久保のロングインタビューを掲載していたことからも、注目度が高いことがうかがえる。 久保の『transfermarkt』における市場価値は、日本人選手の中でトップとなる5000万ユーロ(約80億円)に達している。もちろん、市場価値がそのまま個人タイトルに直結するわけではないが、評価の高さを示す指標の一つと言えるだろう。
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