球数制限では限界を超える選手を育成できない【大島康徳の負くっか魂!!】
わが愚息の話から
スーパースターたちは皆、練習量も誰よりも多く、決して妥協しません[イチローのオリックス時代]
今回はまず、大島家の愚息の話からスタートさせてください。 ご存じの方も多いと思いますが、秋元康先生のプロデュースによる「乃木坂46」、「欅坂46」に続く坂道シリーズ第3弾として「吉本坂46」が結成されました。メンバーは吉本興業に所属するタレントの中からオーディションで選ばれたそうです。 わが息子・大島雅斗は、その2期生オーディションを受けたのですが、三次審査で案の定(?)、玉砕。ただ、「絶対、あきらめたくない」と敗者復活「SHOWROOM」に参加することになり、僕のブログ「ズバリ! 大島くん」で宣伝させてもらえないかと相談されました。 当たり前のことですが、僕は息子の味方です。いつだって応援していこうと思っています。ただ、それは僕と息子の話であり、ブログの読者の皆さんにお願いするのはどうかなと思っていましたが、今回は彼の目の色が違った。本気でした。 親バカで申し訳ありませんが、ブログの読者の皆さんにお願いし、たくさんの方々に応援をいただき、何とか3位に入り、先日、オーディション4次審査への進出が決まりました。応援していただきました皆さんには、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 彼にとって、今回の吉本坂への挑戦は、大変大きな試練だと思います。本人も必死でしょうが、参加者全員が必死です。そこでどう勝ち残り、夢を実現するかとなると、ガムシャラに頑張るしかありません。 人が新しいステージに上がろうとするとき、とてつもない努力と、とてつもない覚悟が必要だということは、野球人生の中で、何度も痛感しました。息子が、本当の意味で、どれほどの覚悟を決めてやっているのかは分かりませんが、大きなターニングポイントに立っているのは、自覚しているようです。 いずれにせよ、本当の勝負は、これからです。彼が皆さんからいただいた応援を力に変え、今度は自分の力で、未来への扉をどんどん開けていってほしいと願っています。 長々と息子の話を書いたのは、わが息子と比べるのは失礼とは思いながらも、自分を徹底的に追い込み、「限界を超える」覚悟というのは、野球選手にとっても、重要なテーマかなと思ったからです。 最近、細くていいから、できるだけ長く選手生活を送ろうとしている選手がどんどん増えているように見えます。太く短くより、無難にケガしないように長くやっていったほうが、実は年俸もたくさんもらえるかもしれません。それは個人の考え方で、いい悪いではありません。 でも・・・
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週刊ベースボール