オリエンタルランドがクルーズ事業進出 令和10年度就航予定 船上でディズニーを体感
東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは9日、新たに船上でディズニーの世界を体感できるクルーズ事業を展開すると発表した。同日の取締役会で決議し、米ディズニー・エンタープライゼズ・インクとクルーズ事業に関するライセンス契約を締結した。 【写真】クルーズ船のイメージ図の前でポーズをとるミッキーマウスとミニーマウス クルーズ事業は、令和7年度にクルーズ船の造船を始め、10年度に就航予定。総投資額は約3300億円。首都圏の港を発着する2~4泊程度の短期航路が中心となる見込み。料金は一部の体験や飲食代を除き、食事やプールの利用、キャラクターとの体験などを含む「オールインクルーシブ」となる。 オリエンタルランドは「日本でのクルーズ市場に成長が見込めることに加え、これまでのテーマパーク、ホテル事業などで培ってきた運営ノウハウやディズニー社との強固な信頼関係という強みが生かせる」と説明した。 ディズニークルーズは、米国で1998年に就航以降、現在5隻が運航しており、今後3隻増やしてシンガポールでの就航も予定している。