大阪城・天守閣西側の石垣から石が落下 原因を究明中
大阪城・天守閣西側の石垣から石が落下 原因は究明中 撮影:柳曽文隆 THEPAGE大阪
大阪市は29日、大阪市中央区の大阪城公園内にある大阪城天守閣の西側にある石垣から石が落下したと発表した。けが人はなかった。現在は、立ち入り禁止措置などを行っており、同公園事務所は「ほかの石垣が崩落する危険性はありません」とし、落下原因を究明中だという。 【拡大写真と動画】大阪城の石垣に残る戦争の傷跡 観光客の足元にも機銃掃射痕が
同公園事務所の発表によると、27日午後6時35分ごろ、大阪城天守閣の警備員が、西側(大阪府庁側)で石が落ちているのを発見し、周辺の安全確認を行った。 近くにいた来園者は「(27日午後6時15分ごろに)『ドーン』という大きな音がして、石垣が落ちていた」と話していたという。間もなく、カラーコーンなどで周囲を立ち入りできないように封鎖した。
30日午前、石が落ちた現場へ行ってみると、引き続きカラーコーンで入れないようにされていた。現場は同公園の極楽橋から天守閣へ向かう場合に通ることが多い地点だ。 同公園事務所職員に石の重さを聞くと「厳密に計ったわけではありませんが、大きさ(縦80センチ、横25センチ、幅20センチ)からして、重さは推定で約100キロくらいだと思います」と話す。石は29日に移設し、保管しているという。 今回の件を受け、同公園事務所は「目視などで今回の現場を中心に周辺を目視などで点検し、現時点ではほかの石垣が崩落することはない」としている。
ただ、同公園事務所職員は「今回の件は、ちょうど人の背の高さくらいの場所から落ちています。この件を受けしっかり点検を行っていくと同時に、原因を究明していきます」と話している。