「最初は犬だと思った」女性がクマに襲われ軽傷 体長約80センチ3頭を目撃直後 近くには温泉旅館も 福島市飯坂町
26日午後9時半ごろ、福島県福島市飯坂町の県道で、50代の女性がクマに襲われ、軽傷を負いました。女性は「最初は犬だと思った」と話しているということです。 警察によりますと、26日午後9時半ごろ、福島市飯坂町北原の県道で、50代の女性が仕事を終えて、近くの寮に歩いて帰ろうとしたところ、体長約80センチのクマ3頭が西の方から歩いてきたのを見つけました。 女性はその直後、3頭のうち1頭に襲われ、引っかかれました。女性はクマから逃げて、すぐに会社に戻り、会社の上司が警察に通報しました。女性は右の脇腹と右ひざに引っかき傷を負いましたが、軽傷だということです。 女性は警察の調べに対し、「最初は犬だと思った」と話していて、クマは一瞬で襲ってきて、気付いたら引っかかれていたということです。 現場は近くに旅館などがある温泉街で、警察は、福島市に情報提供するとともに、パトカーによる警戒やポリスメールによる広報を行いました。 警察は「この時期は気温が下がり、山でエサが取れなくなり、クマが食べ物を求めて人里に下りてくることがあります。付近の人や観光で行く人は十分注意し、クマを見かけた際には絶対に近づかないにしてください」と呼びかけています。 クマによる人身被害が出たことを受けて、県はツキノワグマ出没特別注意報を出して、県民に注意を呼びかけています。
テレビユー福島