今季初めて水揚げされるクロマグロと浦崎泰一船長（左から2人目）ら＝4日、石垣漁港

　県内有数のマグロ水揚げ量を誇る石垣漁港に4日、今季初のクロマグロが水揚げされた。3月末ごろから多くのマグロ漁船が出港し、マグロシーズンが到来した。県内の今期の漁獲規制131・8トンに達するまで、海人が大物を目指し漁に繰り出す。 「マグロが海に落ちている」70キロの大物、ドライブの夫婦が発見、素手で生け捕り

　水揚げされたマグロは体長205センチ、重さ162キロ。3月28日に出港したマグロはえ縄漁船「宏徳丸」（9・7トン）が1日午後11時半に、宮古島の南方約70キロの沖合で捕った。市内の鮮魚店に卸す。 　船長の浦崎泰一（たいいち）さん（41）は自身が手にした4年ぶりの〝一番マグロ〟に「涙した」と感慨深げ。「小ぶりだが、身質上等」と胸を張った。