「石像」「ぬいぐるみ」の演出ゲロ怖… 衝撃すぎたトラウマアニメ映画
怖すぎる「ぬいぐるみ」演出
●『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』 2004年にPCゲーム『Fate/stay night』が発売されて以降、さまざまなシリーズ作品がコミカライズやノベライズ、ゲーム化されてきた「Fate」シリーズは、数多くの登場人物が命を落とす展開もあり、トラウマシーンも少なくありません。 2017年から2020年にかけて公開された『Fate/stay night』の劇場版作品『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』も、グロテスクなシーンが多いほか、主人公「衛宮士郎」とヒロインの「間桐桜」の濡れ場がはっきりと描かれるシーンがある第2章『Fate/stay night[Heaven’s Feel] II.lost butterfly』はPG12指定となっています。 また、『Fate/stay night[Heaven’s Feel] II.lost butterfly』では作中で突如としてドレスを着た桜がぬいぐるみに導かれるシーンがあり、こちらは原作をプレイ済のファンの間でも「あまりにも怖くて鳥肌立った」「これはトラウマ必至」といった声が続出することとなりました。 途中で意地悪なぬいぐるみに囲まれた桜がつつくとぬいぐるみが破裂し、美味しそうなキャンディが現れます。美味しそうにキャンディを頬張る桜でしたが、現実では千切れた人間の指を今まさに頬張ろうとしていたのでした。 最初はかわいらしいシーンですが、実は原作で桜が無意識のうちに道ゆく人間を殺して捕食するシーンを、桜の視点で描いた劇場版オリジナルの演出だったのです。桜がつついて破壊したぬいぐるみと、そこから飛び出したキャンディは一体何なのか……と考えてしまうと、ゾッとするトラウマシーンでした。 ●『いばらの王 -King of Thorn-』 岩原裕二先生によるマンガ『いばらの王』が原作の劇場アニメ『いばらの王 -King of Thorn』は、治療法のない謎の石化病「メドゥーサ」の治療を未来に託した冷凍睡眠(コールドスリープ)の対象者に、主人公「カスミ」が選ばれるというSFアクション作品です。 双子の姉妹「シズク」との再会を夢見て、コールドスリープにつくカスミは突如として目を覚ますと、そこにあったのは変わり果てた施設と襲いくる異形のモンスターでした。160人いたコールドスリープの対象者が為す術もないまま無惨に食い殺されていく絶体絶命な状況のなか、シズクを含めた7人の生存者は施設からの脱出を図ろうと立ち上がります。 本作は得体の知れないモンスターが人間たちを頭から食いちぎったり、細い隙間に無理やり引き込んだりといったグロテスクな描写が続き、「お菓子食べながら観てたけど止めるレベルでグロかった」「耐性がないとキツい」と悲鳴も多く聞かれます。 原作マンガでもモンスターが人間を襲うシーンはありましたが、アニメになることでより生々しい描写になっていました。大迫力のアクションシーンや美麗なアニメ演出も見どころですが、モンスターによる大虐殺シーンもかなりクオリティーが高く、トラウマレベルの場面です。
田中泉