浜松市、公園トイレ洋式化推進へ 半数超が未導入 市議会一般質問
浜松市議会5月定例会は5日、一般質問を行い、大城七瀬氏(市民クラブ)、藤田典良氏(自民党浜松)、小泉翠氏(同)が登壇した。中村浩一花みどり担当部長は市が所管する公園のトイレについて、洋式化を推進する意向を示した。大城氏に対して答えた。 市によると、市所管公園661カ所のうち、トイレを設置しているのは293カ所。半数以上の170カ所が和式で、洋式を導入しているのは123カ所にとどまっているという。 大城氏は市内公園トイレについてSNSで子育て世代に情報収集を行い、実際に出向いて調べた結果を踏まえ、公園は和式トイレに慣れていない親子連れや足腰が弱い高齢者らの利用が多い―と指摘。「妊婦や高齢者など和式トイレを使用できない人もいる。時間や費用も要するが、市民のために早急なトイレ改修を」と訴えた。 中村担当部長は洋式化の必要性を認識する一方、感覚的な面から和式の存続を望む声があるとした上で「利用者ニーズなどを十分に踏まえ、修繕や更新に合わせて洋式化を図る。利便性向上の観点から、さらなる洋式化の推進に努めていく」と述べた。 一般質問は6日も行う。
静岡新聞社