名産・ホッキ貝「身入り上々」 福島・相双沖で漁スタート
相馬市など相双沖で3日、今季のホッキ貝漁が始まった。水揚げされたホッキ貝は、相双地方の名産として福島県内外に出荷される。漁は来年1月末まで行われる予定。 この日は磯部、鹿島、請戸の船着き場から相馬双葉漁協所属の7隻が出漁し、計約2・4トンを水揚げした。このうち、相馬市磯部の漁港には、午前9時前後に漁船が入港。次々に水揚げされたホッキ貝は、近くの同漁協水産加工施設に運び込まれ、午後には施設内の直売所(火曜日定休)に並んだ。 ホッキ貝漁の操業委員長末永輝男さん(70)は午前3時半ごろに港を出て、約1・8キロ先の沖合で漁をした。「例年と同じくらい身入りがいい。相馬産のホッキは柔らかいのが特徴で、ホッキご飯、刺し身などとして楽しめる。いろいろな人に食べてもらいたい」と話した。
福島民友新聞