金光大阪・佐々木駿弥 延長十三回、打席前の涙の理由 センバツ
第94回選抜高校野球大会は第7日の25日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、金光大阪が木更津総合(千葉)を延長十三回タイブレークの末に4―3で降し、初の8強入りを果たした。金光大阪の佐々木駿弥遊撃手(2年)は、1点を追う延長十三回2死満塁で打席に入る前に涙を流した。佐々木のコメントは次の通り。 【金光大阪vs木更津総合 手に汗握る投手戦】 ◇「先輩たちに恩を返さないと」 (六回の先取点は先頭打者として中前打で出塁し生還)1、2打席目に三振していたので何としてでも出ようと思った。直球は狙っていたがずっとコースが良かった。3打席目は当てないといけないと思って手を伸ばしたら当たった。初めて甲子園のホームを踏んで今までで一番うれしかった。 (1点を追う延長十三回2死満塁で打席に入る前に涙を流したのは)練習の時にメンバーに入っていない先輩たちが雨が降った次の日でもグラウンドを整備してきれいにしてくれていた。先輩たちに(恩を)返さないといけないと思った。自分で走者を還す気持ちがあったが、主将の岸本さんがあせっていた状況を(打席の前に)落ち着かせてくれた。(押し出し四球は)落ち着いて打席に入ることができた。守備も打撃もまだまだ。チームのみんなに助けてもらっている。次は役に立つ1番打者になりたい。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。