山口県防府市の新庁舎完成、本館は基礎免震構造・非常用発電を強化…来年1月6日に供用開始
山口県防府市が解体した庁舎跡に建設していた新庁舎が完成し2日、竣工式が行われた。防災拠点機能を強化したのが大きな特徴で、来年1月6日に供用を開始する。 【写真】増えるクマ出没、山口県で目撃すでに最多500件超
鉄骨造り8階建ての本館と2階建ての福祉棟からなり、延べ床面積約2万平方メートル、事業費約106億円。
本館には建物を地震から守る基礎免震構造を採用。非常用発電の強化などで災害時も約1週間、自立運転できる。土木建築事務所や保健所などの県の機関と市社会福祉協議会が事務所を置き、様々な手続きや相談を市庁舎1か所で済ませることができるほか、災害時には連携して迅速な対応を展開する。
市民の利用が多い証明書の発行や福祉、市税などの窓口を本館の1~3階に集約した。本館8階には市民活動の場として利用できる文化センターや展望回廊を設置した。
式には約230人が出席。池田豊市長は「市の新たなランドマークとして、市民に愛される庁舎にしていきたい」とあいさつした。