米歌手テイラー・スウィフトさん＝２月１６日、オーストラリア南東部メルボルン（ＥＰＡ時事）

　【ロンドンAFP時事】英国のロイズ銀行は16日、米人気歌手テイラー・スウィフトさんが近く英国で行う公演に関し、チケット詐欺が横行していると発表した。 　昨年7月以降、少なくともファン3000人が被害に遭い、被害額は計100万ポンド（約1億9000万円）超に上った。 　同銀行によると、報告された事案の90％以上はフェイスブックの偽の広告や投稿が発端。割引価格や完売しているチケットの高値販売をうたった偽広告などから起きる。代金を前払いすると詐欺師らは姿を消し、チケットを得られずに損失を被るという。 　英国で昨夏以降に発生したチケット詐欺は、前年比158％増。米歌手ビヨンセさんや英国のバンド「コールドプレイ」などの公演も標的となり、被害者は平均133ポンド（約2万5000円）を失っている。 　同銀行の担当者は「信頼できる正規のプラットフォームから直接購入することが本物のチケットを得られる唯一の方法だ」と話した。