バスケ女子日本代表“笑顔の司令塔”宮崎早織…大勝もパリ五輪を見据え「みんなで40分間走り続けられたら」
■「まさか自分がメインとして…」成長実感
日本が決めた3ポイントシュートは25本。まさに走り勝つシューター軍団を象徴する数字を残した。「今日はみんな3ポイントシュートが入っていたし、珍しく私も入ったので(笑)いい試合だったんじゃないかなと思います」と、宮崎。試合ではENEOSサンフラワーズでチームメートだった吉田亜沙美(アイシンウィングス)と同時出場する時間もあり、「(一緒に出るのは)ENEOSのときにあったけれど、日本代表では初めて。久々だったので懐かしいなと思ったし、楽しめました」と、声を弾ませた。 この試合は1万1624人が有明アリーナに集った。パリへと向かう女子日本代表を後押しする会場の雰囲気に、「とても楽しかったですし最高でした。うれしいですね。もっともっと女子バスケットがこれからも盛り上がってくれたらいいなと思いますし、私たちがその一歩になれたらと思います」と、宮崎も喜びを表す。 3年前の「東京2020オリンピック」では控えのポイントガードとして出番が多かったわけではないが、恩塚亨ヘッドコーチ体制となってからの3年間は2021年の「FIBA 女子アジアカップ2021」から今年2月の「FIBAオリンピック世界最終予選(OQT)2024」まで、すべての国際大会に出場した。 「3年経って、まさか自分がメインとして使ってもらえるとは思っていなかったので自分の成長も感じることができますし、3年間、経験を積んできたことを集大成としてしっかり出せたらいいなと思っています」と、日本が誇るスピードスターは、いよいよ間近に迫った大一番に向けて意欲を見せていた。 なお、女子日本代表は7月6日(土)に「三井不動産カップ2024(東京大会)」の第2戦(対女子ニュージーランド代表)が予定されており、これが国内ではパリ五輪前最後の国際強化試合となる。 取材・文=田島早苗
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