種市海鳴太鼓、結成40周年 洋野で22日に感謝の記念イベント
洋野町の種市海鳴(うみなり)太鼓(中里利則会長、会員20人)は、結成40周年を迎えた。「地元の太鼓」をつくりたいと有志が立ち上げ、地道な普及活動を継続。会員減少による存続の危機や新型コロナウイルス禍を乗り越え、町内外に活動の場を広げている。22日は町内で開かれる太鼓のイベントに県内の団体とともに出演する。メンバーは「これまで支えてくれた方々に感謝を伝えたい」と本番に臨む。 練習場所の種市武道館の外まで力強い太鼓の音が鳴り響く。8日は12人がイベントで披露する演目を練習し、士気を高めた。会員の母親に憧れて習い始めた種市小6年の佐々木奏(かな)さんは、「みんな優しくて面白くて家族みたい。中学校でも続け、いつかはお母さんの腕前を超えたい」と笑顔で語る。