自民党参院議員・中田宏氏が語る自民党と日本維新の会の違い!両党に所属して見えたそれぞれの強みとは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
自民と維新の違いは?
中田氏は最初に自民と維新の共通点に言及。「憲法改正とか安全保障については基本的に共有できるものが非常に多い」とコメントしました。 自民党と競い合う保守政党が必要だという考えのもと、政治に取り組んできた中田氏は「その意味で維新の会はカウンターパートと言えると思うんですよ」と語りました。 一方で改革意欲において両党には違いがあるとのこと。維新の改革意識が先鋭的で高いのに対し、自民は長年政権を担ってきただけに、改革に対してはこれまで作り上げてきたものを変える難しさがあると説明しました。 中田氏「外交とか安全保障ではなく、経済とか福祉についての政策議論としては自民党の方が保守的、維新の方が改革的という風に言えると思いますね」
自身と日本に残された時間を考え、野党再編ではなく自民党の中で自分の政治に取り組むことを決意した中田氏。これまでの経験を活かした自身の役割について問うと「自民党の政策議論の中でバンバン言っていかないと意味がない」と語ります。 ただ、自民党のなかにあっても必ずしも政策実現のスピードが速くなるわけではない部分もあるとのこと。その背景には自民党という政党の大きさがあり、人数が多い分、議論にも時間がかかります。 人数が多ければそれだけ多角的な議論につながるという良い点もありますが、「自民党が意識しなければいけないことは、もっとスピーディーに決めるということ」と中田氏。「『政治はスピード』ということは、ものすごいこの時代に求められている」と締めくくりました。