【ソナエル】乗船取材 線状降水帯の予測に「船」を活用 海に出て雨雲の基になる水蒸気を観測 福岡
アンテナに電波が届くまでの時間は上空の水蒸気量が多くなればなるほど遅くなり、その時差を利用して上空の水蒸気量を計測しているのです。
ほかにも、気球を飛ばして上空の風向きや湿度、温度を観測しています。 こうした観測データから、海上の水蒸気がどの程度の雨を降らす可能性があり、その水蒸気がどのくらいのスピードでどのように動くのかの予測に役立てられています。 ■都筑さん 「線状降水帯を早く正確に予測できるようになると、避難情報の基となる気象庁の気象情報などの高度化や、より詳しくより早く出せるようになるので、そういった情報が早めの避難開始や市町村の避難所開設などの準備につながる。」 「線状降水帯」の予測精度を様々な観測で向上させている凌風丸。観測員は、発生予測が発表された場合、実際に線状降水帯が発生しなくても大雨になる危険性が高いので、警戒してほしいとしています。