ＤｅＮＡ戦が雨天中止となり、練習を見つめる岡田監督（カメラ・渡辺　了文）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神―ＤｅＮＡ＝雨天中止＝（２３日・甲子園） 　阪神・岡田彰布監督が、不振によるファーム再調整から２１日に１軍昇格させたゲラの起用法を明かした。来日１年目の今季は開幕から岩崎との“ダブル守護神”を形成し、２６試合の登板で０勝３敗、８セーブ、１２ホールド、防御率２・８４。背中の軽度の張りで２２日・ＤｅＮＡ戦（甲子園）のベンチ入りメンバーを外れた岩崎、好調の石井についての方針も示した。以下、岡田監督の一問一答。 「きょうは（中止）まさかやったなぁ」 ―才木はそのまま日曜日？ 「いやいや、今度、アタマいくよ。火曜日。倉敷になるけど」 ―今の調子を考えると間隔を空けるような投手ではない。 「そらぁ、もったいないからなぁ。１回飛ばしたら」 ―オールスターも計算に入れての火曜日。 「もう（オールスターに）出るやろ、そんなん。いやいや、そんなんオールスターとかは関係なくて、まあ雨で中止になったから。なんとか村上で火曜日のエース級ピッチャーでな、勝って弾みつけたろういうあれがあったしな。弱いピッチャーの時に投げて勝っても、そんなん意味ないと思うし、これからのためにもなぁ、村上なんかは。だから、（村上を）火曜日にいこうと思ってたけど、こういう状態になったから、ええピッチャーから６連戦、そらぁまぁ普通やろ、チームとしてな。先に勝っていった方がええわけやから」 ―村上は。 「村上はあれや、（中日戦の）３つ目にするよ。金曜日は西（勇）が一番いい感じやから、西も変える必要ないし。ええピッチャー変える必要ないやんか。しかし、梅雨やから、これどっかで。それは分からへんけど、とにかくええピッチャーからいくいうことやろうな、チームとして。それは先に勝った方がええわけやから」 ―木曜日が試合がない週も続く。 「うん。だからまあ、また２試合あるからなぁ。ヤクルトか。そのへんで空く時あるしな、それは調子ええピッチャー優先でいかんとな」 ―ずっと屋外。 「しゃあないわな、こればっかりわ」 ―岩崎は練習を見るときょうはベンチ入りさせるつもりだったか。 「今日まで外す予定やった。今日だいぶちょっと投げとったな、強い球な。倉敷は行くけどな。倉敷は大丈夫やと思うけどな、次のカードからは。でも、きょうも外す予定やったよ。試合やったら。ここで無理する必要、今ないやん。だから昨日も富田も残しとったし。左。最後、富田って言うたけど、もう西純でええって言うて。左を残しておこうって」 ―開幕は岩崎＆ゲラのダブルストッパー。今後は岩崎と石井。 「ちょっと分からん。今、石井はええからなぁ。ゲラもやっぱりちょっと一回なぁ。もうちょっと厳しいところじゃなしになぁ。楽なところで一回投げさせたいしなぁ。昨日でも１点差くらいやったら、ゲラいったかも分からんけどなぁ。９回とかな。まあ、ちょっととにかく一回１軍でな、１イニング、相手バッター関係なしでな、一回投げさせたいよな。あんまりいい形で、（２軍の）最後な。点を取られて（１軍に）上がってきてるからな」 ―石井は今の状態なら、安心して任せられるか。 「いやいや、それはまあ、岩崎もこういう状態になったからな、それはいいピッチャーを最後にな。今の状況やったら石井が一番安定感があるし、三振取れるっていうたら、一番、石井が取れるもんな」 ―漆原もいい。 「漆原もいいしな。だから、あいつらもええからゲラでも一回、調整というか、試運転的に投げさせられるっていうことや。いてなかったら、やっぱり先に今まで通りいくかもわからん」 ―きょう試合があれば、抑えは石井だった？ 「石井をいくつもりやったよ。だって岩崎はベンチを外れてるんやから」 ―漆原を僅差で使うイメージか。 「だから、オールマイティーでいつでも使えるんじゃない？漆原は」 ―ランナーを出してからも強い。 「うんうんうん。まあ、変にフォークばっかり放って千葉で失敗したけど、あれは配球ミスや。そんなんなあ。ストレートを一個も投げてないんやから。フォアボールを出すピッチャーじゃないんやから」