デヴィ夫人、文春砲に反撃もブレが目立つ“ご意見番”、残れさた「おもしろいおばあちゃん」の道
デヴィ夫人が「文春砲」に反撃した。代表理事を務めていた慈善団体『アミチエジャポン』の資金を持ち逃げし、ほかの理事とトラブルになっているなどと報じられたことに対し、 【写真】60年前のデヴィ夫人の若かりし頃が美しすぎる 《事実無根であるほか(略)断定的な表現で私を貶めようとするものであり、極めて悪質と申し上げざるを得ません》 と、SNSで説明。名誉毀損などの罪で刑事告訴した、と明かした。さらに、 《著名人の言い分を公平に載せることなく著名人を貶め、社会から抹殺している事象が、多数見受けられます》 と、最近のメディア報道のあり方についても言及。芸能界のご意見番らしいところも示した。ただ近年、彼女のご意見番ぶりには「ブレ」も目立ってきている。
目立つ数々の失言
2020年の「不妊の原因は堕胎です」発言では、批判を受け《私の思慮に欠ける言動》だったとして謝罪。昨年は旧ジャニーズ問題について《偉大なジャニー氏の慰霊に対する冒涜》だと当初は故人を擁護しながら、3か月後《私の全く知らない喜多川氏の愚行を知り、驚きと共におぞましく感じました》と手のひらを返した。 こうした「ブレ」の原因は、ひとつには「老い」だろう。2月には84歳になった。もちろん、本人はまだまだ元気で、80歳の誕生日を迎えたときには、 「100歳まで健康に元気に生きようと思います。私の敵がすべて死ぬまで生きます」 と、豪語。実際、ミッチー(浅香光代さん)やサッチー(野村沙知代さん)といった、毒舌系熟女ブームで成功したライバルたちが去っていくなか、彼女は抜群の生命力で生き残ってきた。
しかし、死ぬのは「敵」だけではない。彼女の「味方」すなわち、その毒舌を支持してきたような世の同世代たちも敵と同じように減っていくのである。自分だけが元気でもどうにもならないこの現実が、彼女に「ブレ」をもたらしているのではないか。 また、夫人の敵でも味方でもない若い人たちにとって、彼女は『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などで身体を張った芸を見せる「おもしろいおばあちゃん」にすぎない。