虚偽の公文書を作成したなどの罪 元警察官の53歳の男を在宅起訴
鹿児島テレビ
現職警察官の逮捕が相次ぐ中、過去の交通事故の捜査をめぐり、元警察官の男が在宅起訴されていたことが分かりました。男は10件の人身事故で虚偽の捜査資料を作成し、それを行使したなどとされています。 虚偽有印公文書作成・同行使と公用文書毀棄の罪で在宅起訴されたのは、鹿児島県姶良市の会社員で、元県警の巡査部長、森重仁志被告(53)です。 起訴状などによりますと森重被告は、2019年8月から2021年12月までの間に発生した10件の人身事故の捜査で、当事者の取り調べを行っていないにも関わらず、虚偽の供述調書などを作成し、それを行使したとされています。 また、2021年8月に発生した人身事故に関する書類を警察署から持ち出して、約10カ月の間、自宅に隠して使用できなくしたとされています。 森重被告は当時、姶良警察署の交通課に勤務していて、県警は2023年5月、虚偽の書類を作成したことなどを受けて停職6カ月の懲戒処分としていました。 森重被告は処分された日に辞職しました。 この裁判の初公判は、鹿児島地裁で5月24日に開かれる予定です。
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