ススキノ殺人頭部持ち去り事件 田村瑠奈被告の両親の弁護人が精神鑑定の医師を刑事告発 報道機関に情報提供「公判進行に悪影響も及びかねない」と主張
北海道放送(株)
去年、札幌市ススキノのホテルで男性が殺害され親子3人が起訴された事件で、両親の弁護人は精神鑑定を行った医師が、報道機関に情報を漏らした国家公務員法違反の疑いがあるとして、札幌地検に告発状を送りました。 この事件は、去年7月札幌市ススキノのホテルで、頭の部分がない男性の遺体が見つかり、田村瑠奈被告30歳と両親が逮捕・起訴されたもので、親子3人は逮捕後、刑事責任能力の有無を調べるためおよそ半年間にわたって鑑定留置されていました。 告発状によりますと、鑑定を行った北大准教授の医師は、起訴される前のことし2月21日ごろ、報道機関の記者に対し、瑠奈被告の責任能力の有無などの情報を伝えたり、6月26日ごろには鑑定資料として借りていた親子の会話が録音されたデータを提供したりしたとしています。 告発した両親の弁護人は「さらなる秘密漏えいで報道がなされると公判の進行に悪影響も及びかねない」と主張しています。
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