来夏の高校野球三重県大会、朝と夕の2部制に…大会通じ実施するのは全国初
三重県高校野球連盟は12日、来夏の第107回全国高校野球選手権県大会で、暑い時間帯を避け、朝、夕に分けて試合を行う「2部制」を導入すると発表した。県高野連によると、地方大会で2部制を数日実施した例はあるが、大会を通じて行うのは、全国で初めてとなるという。
同日開かれた県高野連の理事会で決定した。来夏の大会では、いずれの球場でも1日2試合を予定。第1試合は午前9時プレーボールとし、終了後は第2試合開始の午後3時半まで試合は行わない。
今年夏の甲子園では「2部制」を第1日からの3日間限定で導入。午前の部、夕方の部で観客を入れ替えた。県大会でも1試合目を午前9時、2試合目は11時半開始とし、従来の3試合から試合数を減らし、気温が上昇する午後からの試合開始を避けていた。しかし、応援団や観戦客が、熱中症の疑いで倒れたケースが散見されたことから、2部制の導入を決めた。
県高野連の担当者は「選手や観客の健康を守る対策をさらに進めていきたい」と話している。