もし帰化できるなら…。日本代表に加えたいJリーグ外国籍選手(4)えぐいスピード! K・ウォーカーをぶち抜いた怪物
サッカー日本代表ではかつて、ラモス瑠偉や呂比須ワグナー、三都主アレサンドロといったブラジルから帰化した選手たちがチームの中心として活躍していた。現在は彼らのような存在はいないが、他競技でも帰化選手の代表入りは珍しくなくなっている。そこで今回は現在Jリーグでプレーする外国籍選手の中から、日本代表で輝く姿を見てみたい選手をピックアップした。(データは2024年3月13日現在)
FW:エウベル 生年月日:1992年5月27日(31歳) 所属クラブ:横浜F・マリノス 国籍:ブラジル Jリーグでの経歴:横浜F・マリノス(2021.1~) 昨季リーグ戦成績:33試合9ゴール11アシスト 横浜F・マリノスのブラジル人トリオの一人であるエウベルは、世界にも通用するドリブラーだ。2022年にベストイレブンを受賞するなど、同選手の能力はJ1の舞台でも群を抜いている。 ブラジル出身のエウベルは2011年に母国リーグのクルゼイロでデビューし、2018年にバイーアへと移籍した。同クラブで3シーズンを過ごしたエウベルは、2021年にマリノスへ加入。その年のリーグ戦で37試合に出場し5ゴール7アシストの好成績を記録すると、翌年には8ゴール5アシストでチームのリーグ優勝に貢献し、前述のとおりベストイレブンを受賞した。昨季は初の二桁アシストを記録し、マリノスの左サイドで存在感を発揮し続けている。 そんなマリノスのサイドアタッカーの武器はスピードだ。一度トップスピードに乗ると相手に追いつかれることなくサイドを駆け上がっていく。そのスピードは世界トップレベルであり、昨年行われた世界王者マンチェスター・シティとの親善試合では、プレミアリーグ屈指のスピードを誇るカイル・ウォーカーを引き離しクロスをあげるシーンもあった。 もし日本代表に加わったとしたら、左サイドは彼の独壇場となるだろう。代表の左サイドには押しも押されぬ三笘薫がいるが、エウベルはブライトン所属のドリブラーに肩を並べる存在だ。スピードだけでなくラストパスの精度も高い同選手は、どんな相手でも活躍することができるだろう。
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