60歳代の年金額って平均いくら?実は「貯蓄ゼロ」が2割程度に(二人以上世帯の貯蓄額一覧つき)
老後に向けて計画的に貯蓄しよう
これまで60歳代・二人以上世帯の「貯蓄ゼロ(非保有)の割合」と平均・中央値を確認してきました。 年金だけで豊かな老後を過ごすのは難しいのかもしれません。 まずは自分自身の年金目安額を知り、どんな老後を迎えたいのか考えてみてはいかがでしょうか。 そこで不足する金額を確実に貯めていくために、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が有効になるでしょう。 金利上昇の動きがあるものの、積立投資等を取り入れながら効率的に増やすことも検討しておきたいもの。そのためには、リスクや効果について事前の情報収集・勉強が重要となります。 これを機に、2024年のご家庭に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。 ●【ご参考】60歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む) ・金融資産非保有:21.0% ・100万円未満:5.9% ・100~200万円未満:4.5% ・200~300万円未満:4.3% ・300~400万円未満:3.0% ・400~500万円未満:1.9% ・500~700万円未満:7.2% ・700~1000万円未満:6.7% ・1000~1500万円未満:6.8% ・1500~2000万円未満:5.4% ・2000~3000万円未満:9.5% ・3000万円以上:20.5% ・平均:2026万円 ・中央値:700万円
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・金融庁「新しいNISA」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
太田 彩子