投票時の違反行為、全国で92件 最多は携帯電話の持ち込みなど/台湾
(台北中央社)内政部(内務省)警政署(警察庁)は13日、総統・立法委員(国会議員)選の投票を巡り、全国で92件の違法行為があったと発表した。いずれも選挙罷免法などの法律に違反したとしている。違反行為の最多は投票用紙の撮影や投票所への携帯電話または撮影機材の持ち込みの49件だった。 投票はこの日午前8時から午後4時まで、全国各地の投票所で行われた。警政署によれば、投票用紙の撮影など以外に、投票の妨害が3件、投票用紙の破損や持ち出し、他人への公開が18件、選挙運動の従事が13件、その他の違反行為が9件あったという。 南部・台南市では高齢の男性が投票所に携帯電話を持ち込んで通話をした他、同・高雄市では女性が帯同した6歳未満の女児が投票用紙を破り、いずれも通報で駆け付けた警察官から事情聴取を受けた。 (黄麗芸、張栄祥、洪学広/編集:齊藤啓介)