中1で一人暮らし、家族団らんの思い出ナシ…ぱーてぃーちゃん・すがちゃん最高No.1が思い描く「理想の家族像」とは？
きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ～Touch Your Heart～」（毎週日曜12:30～12:55）。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。7月7日（日）、7月14日（日）の放送では、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1さんをゲストに迎えて、お届けしました。
◆「カッコイイ」をテーマにトーク
すがちゃん最高No.1さん、金子きょんちぃさん、信子さんからなるお笑いトリオ・ぱーてぃーちゃん。自由奔放なギャル2人とそれをまとめるギャル男という異色の布陣によるネタが人気を博しています。 今年4月に初のエッセイ「中1、一人暮らし、意外とバレない」（ワニブックス）を出版したすがちゃん。本書では、12歳のときに父親が突然家からいなくなり、中学1年生で一人暮らしを始めることになった自身の半生と壮絶な生活に、ツッコミを入れながら逞しく生き抜いていく姿が描かれています。 当時、そんな絶望的な状況に置かれたときでも「もしかして俺、今カッコイイんじゃないか？」と思っていたというすがちゃん。昔から自分のことが大好きで、学校が休みの日には、起きがけに机の上に置いてあった鏡に映る自分を眺めていたら、「いつの間にか夕方になっていた（笑）」とナルシストぶりを明かします。 自信たっぷりに、自らを“イケメン”と称するすがちゃんと、今回は「カッコイイ」をテーマにトークを展開することに。 カッコよくあるために心がけていることを聞かれると、「全員が自分のことを好きだと思って生きているので、街を歩いていて、人があまりいないような道でも“もしかしたら、僕のことを好きな女性がどこかで見ているかもしれない”と思って、ランウェイのように歩くとか、いつも意識していますね」とすがちゃん。ここでも“自分好き”が垣間見える一面を明かします。 中学から一人暮らしという波瀾万丈な10代を過ごしたすがちゃんに、きゃりーからは「将来、どんな家庭を持ちたいですか？」との質問が。 父親が破天荒で幼い頃からあまり家にいなかったこともあり、「“THE家族”みたいなものを味わったことがなかった。家族団らんというものをほとんどしたことがなかったので、家族像が全然分からなかったんですよね」としみじみ。 さらには、「芸人になる前は、公務員とかお堅い仕事に就いて、早く結婚して子どもがいて……みたいな生活に憧れていたんですけど、芸人になってからは結婚願望がまったくなくなった」と気持ちの変化を語ります。 そんななか、最近、同期の厚切りジェイソンさんの家に行ったときのこと。奥さんが料理を振る舞ってくれて、3人の娘さんたちと一緒に食卓を囲み、その光景を見ながら微笑んでいる厚切りジェイソンさんの姿を見て、「家族って“めっちゃいいじゃん！”って初めて思って。ちょっと“結婚もありかも!?”って最近思ったので、今の理想の家族像は、厚切りジェイソン家」と笑顔をのぞかせます。 とはいえ、自身はチャラいギャル男風のキャラということもあり「すがちゃん最高No.1が結婚するのって冷めます？」と尋ねると、きゃりーは「いやいや、全然冷めないですよ。“（実は）結婚していた”とかでもいいんじゃないですか」と即答。さらには、「実際にお話してみて思ったけど、ガチチャラではなくて、ガチナルシストですよね（笑）」と鋭い指摘が。 初めて面と向かって話をした印象として、きゃりーは「女性が大好きみたいな感じのチャラさは全然感じないかも。それよりも、自分が一番好きそうだから、今までいたチャラ芸人とはまた違うジャンルのような気がしますけどね。ニュータイプな感じ」と伝えます。 そんなフリートークに、きゃりーからはこんな本音も。「自分はソロで活動しているので、妊娠によってライブができなくなる、活動やキャリアをストップしなければならないという怖さを感じていたけど、私は1人の女性としてもしっかりとこれからの人生を進めていきたいという思いがあったから、それはいつかくることで。今ちょうどぶつかっている部分ではあるので、その気持ちはすごく分かります！」と共感しつつ、「結婚する前、妊娠する前はずっと考えていたけど、（いざそうなってみたら）意外と大丈夫でした。でも結局、どっちも自分の人生だからモヤモヤせず、なるがままに生きたいなと思うようになりました」と現在の心境を打ち明けました。 2週に渡るすがちゃんとのトークを振り返り、きゃりーは「同世代ということもあってすごくお話ししやすかったですし、話を聞いてくれる表情というか、なんか“うん、うん、大変だったよね”みたいな顔をしながら聞いてくれて、相手の痛みや大変だったこととかも理解してくれるような、そんなやさしい方でした」と話していました。 （TOKYO FM「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ～Touch Your Heart～」2024年7月7日（日）、7月14日（日）放送より）
