カーリング 五輪への道険しく 男女代表、世界選手権で下位
カーリング男女の世界選手権で、日本は男女とも13チーム中11位に終わった。今年と来年の世界選手権は成績に応じて、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の国・地域別ポイントが与えられる重要な大会だったが、厳しい結果となった。 「私も経験があるが、(ハイレベルな)世界選手権で勝つのはものすごく大変なこと」。1998年長野五輪の男子日本代表スキップで、コンサドーレを指導する敦賀コーチの指摘が現実のものとなった。 男子代表のコンサドーレはベテランのスキップ阿部らがけん引したが、競り合った終盤に崩れて白星を逃す試合が目立った。1次リーグは3勝9敗と大きく負け越し、最終戦はカーリング王国のカナダに完敗した。 若手中心のSC軽井沢クで臨んだ女子代表も同じく3勝9敗。スキップ上野美が随所に好ショットを見せたが、リザーブを含めた5人中4人が初の世界選手権だったこともあり、立て直す時間がないままプレーオフ進出を逃した。