富山県氷見市の全壊62件に 罹災証明書の件数反映
氷見市は29日、能登半島地震による市内の住宅被害で、全壊が42件増えて62件になったと発表した。半壊は46件増の75件、一部損壊は225件増の392件になった。 同日午後5時半時点の集計で、28日までの罹災(りさい)証明書の発行件数を反映させた。25日からは市役所に加え、教育文化センターでも発行が始まり、土日を挟んだことから発行件数が伸び、被害の把握件数が一気に増えた。 罹災証明書の発行前の住宅被害の件数は、消防の目視による数字で、全容を把握できていなかった。証明書の発行に伴い、実際の被害が明らかになってきており、市は件数がさらに増えていくとみている。