『マッチング』土屋太鳳×佐久間大介×金子ノブアキ、出会いに潜む恐怖と闇
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1163回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真全15枚】『マッチング』/『マダム・ウェブ』 今回は、2月23日に公開された『マッチング』と『マダム・ウェブ』をご紹介します。
映画館で観たい!『マッチング』 ~この“出会い”は、運命?
異性との出会いや交流の場を提供し、出会いツールの大本命とも呼ばれているマッチングアプリ。その普及率は近年急激に増加しており、婚活や恋活にはなくてはならないアイテムとして注目を集めています。 そんな身近なアプリを題材に、“出会い”の裏に潜む恐怖を描いた映画『マッチング』。鬼才・内田英治監督による完全オリジナルストーリー。新感覚のサスペンス・スリラーが誕生しました。
『マッチング』のあらすじ
ウェディングプランナーとして充実した日々を送る一方、自身の恋愛についてはまるで奥手な唯島輪花。同僚に後押しされたことから、マッチングアプリに登録。ある男とのマッチングが成立する。 新たな出会いを期待して初デートに向かった輪花だったが、現れたのはプロフィールとはまるで別人のような男・永山吐夢。その後も執拗にメッセージを送り続けてくる吐夢に恐怖を感じた輪花は、マッチングアプリのプログラマー・影山剛に助けを求める。 同じころ、“アプリ婚”で幸せを掴んだ夫婦が惨殺される事件が連続して発生。しかも被害者たちは、輪花が勤める結婚式場で挙式を行っていたことが判明して……。
『マッチング』のみどころ
主演を務めたのは、話題の映画・ドラマへの出演が相次ぐ土屋太鳳。恋愛については常に受け身。マッチングアプリで出会いを求めたことから先の読めない恐怖へと巻き込まれていく主人公を、確かな演技力で体現しています。 そんな輪花にしつこく付きまとう永山吐夢役は、Snow Manの佐久間大介。そしてもう1人、輪花に思いを寄せる影山剛役に金子ノブアキ。3人が織りなす人間模様は必見です。 共演には片山萌美、杉本哲太、斉藤由貴、片岡礼子といった実力派俳優が集結。どこか不穏な空気に満ちた作品世界に深みを与える好演をみせています。