清宮幸太郎、痛すぎる長期離脱 三塁を虎視眈々と狙うライバルがゴロゴロ
「置いていくしかないよね」
日本ハムのキャンプで早くも新戦力が登場した。昨年12月の現役ドラフトで、福岡ソフトバンクホークスから移籍してきた水谷瞬(22)が、紅白戦の初打席で特大のソロホームランを叩き込んだのだ。右打者でありながら右中間のもっとも深いところに放り込んだ打球を見て、新庄剛志監督(52)は、 【写真】とってもお似合い!清宮のファイターズガール姿! 「キレイな形で打たないと(あそこまで)飛ばない」 と、興奮ぎみに称賛した。俊足強打の外野手で、昨季ブレイクした万波中正(23)に似たタイプだ。外野のレギュラー争いはさらに激化しそうだが、その煽りを受けそうなのが、清宮幸太郎(24)だ。
「昨季、外野で21試合に出場した野村佑希(23)が、三塁の定位置を取り返すと自主トレから精力的に守備練習をしてきました」(スポーツ紙記者) 野村のライバルは、昨季88試合で三塁を守った清宮幸太郎 だ。しかし、その清宮に対し、新庄監督はこう苦言を呈した。 「けがしたら注目が集まらないんでね。置いていくしかないよね」 清宮はキャンプイン直前の1月29日、ウォーミングアップ中に足を滑らせ、左足首を捻挫した。「実戦復帰まで約5週間の見通し」との球団発表を聞けば分かる通り、「つい、うっかり」のケガではない。チーム関係者は、「悲鳴を上げて倒れ込み、地面に顔をつけたまましばらく動けなかった」と証言する。 「このオフ、清宮は相当量バットを振り込んでいました。自費で米国に渡り、下半身から始動する打撃フォームを習得しています。帰国後は二軍施設で自主トレを続け、ドラフト同期の村上宗隆(24=東京ヤクルト)の名前を出し、今年こそは彼を超えたいと。そして今季は40本塁打を目標にすると言っていました。打撃練習中、快音を連発していたんですけどね」(前出・チーム関係者)
新庄監督「顔が激太り」?
昨オフもメディアに登場することが多かった新庄監督だが、去る1月16日に行われた12球団監督会議に出席した同監督の姿に、驚いたファンは多かったのではないか。顔がふっくらというか、明らかに“膨らんで”いたのだ。 「その1週間前、チームのスタッフ会議に出席した新庄監督が取材に応じました。めずらしくマスクなしだったのですが、美容整形で顔の脂肪吸引をして鼻を高くしたそうです。睡眠時無呼吸症候群の症状もあったとか。その影響で、顔がふっくらしていたようですね。歯のインプラントは今年の4月か5月ごろに完成すると言っていました」(前出・スポーツ紙記者) ネット上でも「新庄監督 顔」などのワードで話題になり、「激太り」説まで流れてしまった。もっとも、根拠のない話ではなく、それなりの理由がある。まず、2年連続最下位となったストレス。そして清宮、野村、万波など若手野手は大きく成長したが、まだ失敗も多く、発展途上にあることだ。 「昨季、清宮は三塁でリーグワーストの13失策を記録しました。万波も外野手としてリーグで2番目に多いエラーを記録しており(4失策)、投手の失策数では、上沢直之(29=レイズ マイナー)と鈴木健矢(26)がリーグトップタイ(4失策)です。チーム全体で記録した94の失策数は12球団ワーストです」(同) また、就任直後の21年オフはメディアに引っ張りダコで、翌22年も新庄監督の行く先は常に人、人、人。だが、ようやく昨オフは穏やかに迎えたようで、シーズンの疲れとストレスを癒しているうちに、顔がむくんでしまったのではないかという声もあった。一方で、こんな証言も聞かれた。 「就任1年目の一昨年と昨季が忙しすぎたんですよ。試合前の選手の練習を見るため、球場の監督室から出てくるとき、牛乳を掛けたオートミールをスプーンでかき込みながら歩いていました。食事もままならないほど忙しく、周囲が心配すると、『もともと少食だから』と笑っていました。『日替わり打線』と揶揄されましたが、打順を考えては消し、また書いては消しを繰り返し、睡眠時間を削ってずっと考え込んでいました」(前出・チーム関係者) ただ、今季の日ハムは明るい話題も多い。まず、エース左腕の加藤貴之(31)を残留させた。また、FA戦線では6球団による争奪戦の末、オリックスの山崎福也(31)を獲得している。こうした球団のバックアップに、新庄監督も「俺が一番びっくりですよ。球団が本気を出してくれた。1年目、2年目とはぜんぜん違う」とコメントしている。3年目にかける監督の思いは相当、アツいはずだ。