“報酬巡り話し合い難航・猟友会への協力要請断念”の奈井江町でクマ目撃情報続く 北海道
クマ駆除に対する報酬を巡り猟友会との話し合いが難航し、協力要請を断念した北海道・空知の奈井江町で、2024年6月13日午前、住宅近くの牧草地でクマ2頭が目撃されました。 町内では12日もクマの目撃情報があり、町や警察が警戒しています。 13日午前11時半前、奈井江町奈井江付近の牧草地で、クマ2頭が歩いているのが目撃されました。 民家までの距離は約400メートルほどの場所で、近くの畑の所有者が、車を運転中に約100メートル先にクマを目撃し通報しました。 クマはその後、山の方に逃げて行ったということです。 奈井江町が現場を調査したところ、痕跡は見つかりませんでした。 奈井江町では今回の目撃場所から2キロほど離れた藪の中で、きのう(12日)、農作業をしていた男性がクマ3頭を目撃しています。 町によりますと、連日目撃されたクマは同一個体の可能性もあり、1日2回パトロールを実施して警戒しています。 奈井江町では、猟友会がクマ出没時の対応を報酬の少なさなどから辞退したことを受け、町は、猟友会への依頼を断念していました。