INGING、2024年スーパーフォーミュラ参戦体制を発表。マシンカラーも公開
INGING MOTORSPORTは、2024年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権への参戦体制を発表。マシンのカラーリングも公開した。 【動画】“V8サウンド”に近付けるか? 排気音テスト中のSF開発車両『赤寅』を通常排気の『白寅』と比較 長年日本の最高峰カテゴリーに参戦してきたINGING。スーパーフォーミュラでは2017年にチャンピオンに輝いて以来、タイトルにはなかなか手が届いていない状況だ。昨シーズンは坪井翔が第4戦オートポリスでポールポジションを獲得。シーズン中3回の表彰台を届けるも未勝利に終わり、チームランキング4位となった。 今年は既報にある通り、昨年のスーパーフォーミュラ王者で2024年からFIA F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)へ参戦する宮田莉朋の後任として、坪井がVANTELIN TEAM TOM'Sへ移籍。坪井が抜けたINGINGのシートには、ホンダ陣営からの移籍となる大湯都史樹が収まることとなった。そのチームメイトはシリーズ参戦4年目となる阪口晴南。INGINGのチーム監督は引き続き立川祐路が務める。 また、今年からINGINGはメインパートナーとして株式会社ベルテクス・パートナーズを迎え、「VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING」としてスーパーフォーミュラへ参戦することとなった。 そして、体制発表に際してチームは今年のスーパーフォーミュラを走るマシンカラーを公開。スーパーフォーミュラではお馴染みとなったシルバーにオレンジという組み合わせは変わらないが、フロントノーズやサイドポンツーンからエンジンカバーにかけてブラックの面積が大きくなった。阪口が駆る38号車のフロントウイングリップとリヤビューミラー、ヘイローがオレンジで配色されている対し、大湯の乗る39号車はそこがブルーで塗り分けられている。 なお、2月21~22日にかけて鈴鹿サーキットで行なわれる公式合同テストでINGINGはテストカラーのマシンを走らせる予定とのことだ。 ■2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権参戦体制 エントラント名:INGING MOTORSPORT チーム名:VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING 車両名:VERTEX CERUMO・INGING SF23 チームオーナー:卜部治久 チーム監督:立川祐路 38号車 ドライバー:阪口晴南(エンジニア:渡邊信太郎) 38号車 ドライバー:大湯都史樹(エンジニア:菅沼芳成)
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