広島高速5号 二葉山トンネル工事 住宅地直下は完了
住民らが騒音や振動などを訴えていた広島高速5号の二葉山トンネル工事で、住宅地の区間の掘削が完了しました。 県によりますと牛田地区の住宅がある区間、約350mの掘削は今月9日に完了しました。残りは410mだということです。 二葉山トンネル工事をめぐっては掘削機のカッターの破損で10回ほど停止したほか、基準を超える地表面の隆起が見つかりおよそ半年間中断するなどしていました。 これまでに住宅地の57世帯から家が傾いたり、騒音に悩まされたりしているといった家屋や健康への被害の訴えが合わせて109件あったということです。 高速5号の完成時期は2020年7月の予定から大幅に遅れ、2028年度になると見込まれています。