「外国車は高い」とよく言われますが国産車とどれぐらい違うんですか?外国車より高い国産車はありますか?
外国車は価格が高いというイメージを持っている人は多いでしょう。国産車でも、外国車と同じくらい高い車があるのかと、気になる人も多くいます。 本記事では、外国車の代表としてベンツのEクラスを、国産車の代表としてトヨタ クラウンの購入価格を紹介して、比較します。また、燃費性能やガソリンの種類によって、ガソリン代にどれくらいの差が出るのかも計算しますので、維持費が気になる方も参考にしてください。
外国車よりも高い国産車はある
ベンツやポルシェ、BMWなどの外国車は、価格が高いというイメージを持っている人は多いでしょう。高級車の印象が強い外国車ですが、国産車も同様に価格の高い車はあります。ここでは、ベンツのEクラスとトヨタ クラウンの新車購入価格を紹介します。 ベンツEクラス
※参考リンクを基に筆者が作成 トヨタ クラウン
※参考リンクを基に筆者が作成 国産車でも、購入価格が700万~800万円台の車はあります。しかし、ベンツEクラスは900万円弱からと、さらに高級であることが分かりました。また外国車は、ガソリンがレギュラーではなく、ハイオクのケースが多くあります。
ハイオクとレギュラーの価格差はどれくらい?
令和6年2月13日時点のガソリン代は、ハイオクが185円/L、レギュラーが174円/Lです。1Lで11円の差があり、毎月走行を重ねていくと大きな差になるでしょう。レギュラーガソリンを使用するトヨタ クラウンと、ハイオクガソリンを使用するベンツEクラスのガソリン代を計算します。年間走行距離はどちらも1万kmとします。 トヨタ クラウンZ(ハイブリッド車)のガソリン代 174円/L×1万km÷18.0km/L(WLTCモード)=約9万6700円 ベンツE 350 e Sports Edition Starのガソリン代 185円/L×1万km÷12.6km/L(WLTCモード)=約14万6800円 ガソリン代は、1万km走行で約5万100円の差が出ることが分かりました。 ■ハイオクとレギュラーの違い ハイオク指定の外国車は多いですが、ガソリンの種類によって何が変わるのかを知らない方も多いでしょう。ハイオクとレギュラーでは、ガソリンの品質に差があります。ガソリンにはオクタン価と呼ばれる指標があり、オクタン価が高いほど良質なガソリンです。つまり、オクタン価が高いガソリンをハイオクと呼びます。 日本と海外では、レギュラーとハイオクを分けるオクタン価の基準が異なります。日本よりも海外のほうが、レギュラーガソリンの基準が高い傾向があります。そのため、外国車に日本の基準で定められたレギュラーガソリンを使用すると、不具合を引き起こす可能性があります。このような理由により、外国車は、日本の基準ではハイオク指定になるといえるのです。 また、レギュラーよりもハイオクの価格が高い理由は、オクタン価を高めるために、手間とコストがかかるからです。